四季の中で花粉症の季節といえば、多くの人が春をイメージすると思います。しかし、花粉が飛散している季節は春だけではありません。花粉症対策を春にだけするのではなく、他の季節の花粉にも注目して対策を行ってみましょう。

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花粉症で咳が出てしまうのは何故?

くしゃみに鼻みず、目のかゆみに悩まされるのが花粉症だという印象がありますが、実は花粉症には咳が止まらなくなるという症状が出ることがあります。
風邪かなと思ってしまいがちですが、1週間以上続くようなら花粉症を疑ってみることも大切です。
痰や微熱といった症状もあります。
耳鼻咽喉科で検査をしてもらうと花粉症かどうかがわかります。
花粉症でなぜ咳が出てしまうのかは吸い込んだ花粉がのどを刺激するからだと考えられています。

また過剰に分泌された鼻みずがのどの後ろの方に回ってしまい、気管支を刺激して咳が出てしまうという理由もあります。
鼻が詰まった状態になるので口呼吸をすることになり、口が空いていることから乾燥してしまい、のども乾燥してしまって咳が出るという連鎖反応も考えられます。
発熱、悪寒などの症状もあり、風邪の初期症状と見分けがつきにくいのです。
花粉症でのどの痛みや違和感を感じる人は実は8割以上もいるといわれています。
肺はウイルスやほこり、煙などから気管支を守るために防御反応として咳をさせます。

特に疲れがたまっている時や寝起きなどにはのどが詰まりやすくなります。
のどが乾燥や炎症を起こしている時に咳が発生するのです。
抵抗力が下がっている時にも扁桃腺が腫れやすくなります。
花粉症はのどの粘膜を刺激してその場所にとどまってしまうので炎症や乾燥を引きおこしやすくなります。
息を吸うと空気と一緒に花粉を吸いこんでしまいます。

そして気道で分泌されている粘液にくっつき、咳や痰がでてしまうのです。
空気が乾燥していると咳が出やすくなりますのでのどを潤したり、部屋に加湿器を置いたりすると症状が和らぎます。
マスクを装着したり、のど飴をなめたりするのも効果的です。
横になるとのどの後ろの方に鼻みずがたまってしまうので寝ている時以外は上半身を起こして置いたり、クッションに寄りかかったりしていると咳や痰が出にくくなります。
水分補給をこまめに行いましょう。

PM2.5や黄砂が花粉症時の咳に影響していることも

窒素酸化物は光化学スモッグの原因となる化学物質です。
一酸化窒素と二酸化窒素の化合物で目や呼吸器に触れると咳が止まらなくなったり、涙が出てきたりします。
窒素酸化物はPM2.5と同様の有害物質で喘息や気管支炎の原因になります。
PM2.5や黄砂は有害物質であるだけでなく花粉と結合して粘膜に触れることで症状を悪化させてしまいます。

ヒノキ花粉症の時期は黄砂の時期と重なるうえ、窒素酸化物と花粉が同時に体内に入り込むことで結合して細胞にまで影響するといわれています。
今まで花粉症にかかったことが無かった人でも喘息や気管支炎、花粉症を発症する可能性が高くなるのです。
粒子が細かくなることで肺の奥にまで入り込み、肺炎になる可能性もあるのです。
のどの炎症、乾燥を防ぎ、アレルゲンが体内に侵入するのを防ぐ必要があります。

咳が止まらなくなる、長引くといった状態になるのは痰があるかどうかによっても変わってきます。
気道が詰まることで防御として起こる痰は湿性咳そうといわれます。
それに対して咳そのものが治療対象となるのが乾性咳そうです。
アトピー、喘息、アレルギーなどは乾性咳そうに含まれます。
乾性咳そうのほうが咳が長引く、止まらなくなるという症状が目立ちます。

花粉やPM2.5、黄砂を排除しようと体内の肥満細胞と呼ばれる血液系の細胞が集まり、花粉を攻撃しようとヒスタミンなどの物質を分泌するためにアレルギー反応が起きて咳や痰が止まらなくなります。
花粉症の治療のための薬がアセチルコリンの分泌を減少させることで唾液が少なくなり、唾液の抗菌作用や殺菌作用が減少してしまい、乾燥が進むことで細菌やウイルスに感染しやすくなるという理由もあります。